薬剤師の将来

薬剤師の将来はどうなる?生き残れるか?

薬剤師の将来

現在、薬学部に通っている学生、これから薬学部を目指そうとしている高校生、また薬剤師として活躍している現役の薬剤師も薬剤師の将来がどうなっていくか、とても気になっていると思います。

現在、薬剤師マーケットの中で需要と供給のバランスでは需要の方が高く、条件面でも優遇されているのが現状です。

この主な理由としては以下の点が考えられます。

薬学部6年制に変更に伴い、2010・2011年に新卒の薬剤師が出なかったこと

調剤薬局の増加

しかし、6年制の新卒薬剤師が2012年以降社会に出てきて、しかも薬学部の新設ラッシュがあったため、今後、新卒薬剤師の数は増えてくることになります。

また、調剤薬局の数にも頭打ちがあり、また、競争の激化により減っていく可能性も考えられます。

平成20年に行われた厚生労働省の薬剤師需給の将来動向に関する資料によると、薬剤師の供給数は2005年は31万3530人で2009年までは徐々に増加していました。その後、薬学部6年制への以降に伴い、2011年には32万7314人まで減るものの、それ以降は増え続け、2028年には40万7561人になると予測されています。
一方、需要数は2005年の23万156人から毎年微増し続け、2028年には27万8704人になると予測されています。

現在、薬学部全体の定員は2012年度で1万3000人程度ですが、定員割れする大学もあり、そのため定員数を削減する大学もでてきています。
そのため薬剤師の供給数は、この予測通りにすすんでいくかは不明なところがありますが、将来的には供給が需要を上回る時が必ず来ることでしょう

その時のために、どうやって薬剤師として生き残ることができるのか、将来をちゃんと考えていかないといけませんね。